| 患者さん体験記 |
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これらの症例報告は、患者アンケートに基づきご本人の許可を取った上で作成されています。 重要な個人情報ですので、転載は固くお断りしたします。 また、写真と症例報告とは無関係です。 |
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妊娠・出産と鍼灸治療
性別:女 年齢:39歳 |
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鍼灸治療を受ける前の状況は、産婦人科クリニックでの検査で、排卵もあり、ホルモン値は特に異常はありませんでしたが、黄身体機能不全と診断されました。ですので、タイミングを見てもらっただけで、人工授精等までは、試みませんでした。 |
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そけい部の痛み、下垂手の治療、…妊娠そして出産 |
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妊娠する2年ほど前まで自分の体に、特に体の中には関心がありませんでした。 |
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| 膝の痛み、手のしびれ、原因不明のおなら?! 女性 61才 (会社員) |
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治療を受ける前の状況は、3ヵ所具合悪い所がありました。 ・1ヵ所目は、左ひざの腫れです。2010年の2月ごろからです。左ひざの腫れは、15年程前にも同じ症状で整形外科に通院したのですが、今思うと完治していなかったかもしれません。 ・2ヵ所目は、右腕の手のひら、小指、薬指、中指のシビレ感です。2009年の夏ごろからです。 ・3ヵ所目は、腰から両足にかけてのムズムズ感、シビレ感です。子供の頃から冷え性かなと思っていたのですが、この3〜4年はひどくなりました。 以上のような症状が出て、10ケ月程整形外科に通院しましたが、ほとんど変化がありませんでした。そのため、例えば、左ひざの腫れは階段の昇り降りは一段づつです。極力、エレベーターやエスカレーターを使っていました。 右腕のしびれは、仕事中、夕方4時頃になるとボールペンを持つのがつらくなります。また帰宅しても包丁でリンゴの皮がむきにくくなりました。腰から両足にかけてのシビレは、仕事中イライラしてきます。また夏でも夜中に起きて足湯をしたり、アンカを使ったりしました。 じつは、これ以外に、13年程前、精神的ストレスが幾重にも重なった時期に突然「おなら」(便秘を伴いましたが)が、花火大会のフィナーレの時の様に次々に発生するようになってしまいました。発症当初は、何を食べても2〜3時間後には、大量の”ガス”が発生しました。大学病院で腸の検査を受けましたが、異常は無く、ストレス性のもので一種の摂食障害と診断されました。そこで、勤務に支障が出ないように、平日は”ガス”の出やすい食品(例えば、乳製品、肉類、豆類、油物、繊維の多い野菜、海草)は極力、口にしないようして、とにかく薬で便通を整えました。気がつくと、生活の大半がお腹の調子を整えることに費やされていました。人の集まるところ、特に劇場など行動の制約されるところへは出かけなくなってしまいました。 長い間「おなら」で悩まされていたところに加えて、ひざの腫れが発症したことにより、どんどん行動範囲が、狭まってくることへの不安から、「何か別な治療法はないものかなあ・・・」と思い始めていた時、ご近所の方から齋藤先生を紹介していただきました。 「とにかく受診してみよう・・・」とすぐにきめました。 はり治療は、若い頃肩こり、腰痛があり受けたことがありましたので抵抗感はありませんでした。しかし、以前に受けたその種の針(はり)ではなく”チクリ”ともしなかったので、とても不思議に思いました。初めて治療を受けたときの感想といますか、驚きと安心感がいくつかあります。中でも問診票に「症状をつらい順に”いくつも”書いてください」そして「痛み、つらさを”共感”したいので具体的にどんな具合か話してください」と先生が言われたことです。 この年令になりますと体の方々に不都合が生じてきますが、日常生活の中で何とか折り合いをつけ、やり過ごしてきています。また、医者、友人、家族でも、その人なりの理解はあっても、気持ちまでわかってくれる人はいないものです。そんな中で、”共感”という言葉がとてもうれしかったです。自分自身さえ、悩んでもしかたがないとあきらめて問題視していなかった箇所にスポットライトが当った様に感じました。 治療が効き始めたと実感できたのは、左ひざの腫れ、右腕のシビレ感、腰から両足にかけてのシビレ感は三回目くらいから薄れ始め、3ヶ月目にはかなり楽になりました。例えば、左ひざの腫れは階段の昇り降りも大丈夫になりましたし、右腕のシビレは12月の繁忙期を乗り切りましたし、足のシビレはこの冬はアンカを使わずに済みました。 「おなら」につきましては、4ケ月目位から長い間、特に食べたいと思わなくなっていた食品を平日でも口にしたくなっている自分にオカシイと思い始め、注意して体調の変化を気にしてみると、なんと!”ガス”の量がへっているのです。そして近頃は(ほぼ7ヶ月目)社会生活にほとんど支障がなくなりました。 このような体調の改善もしくは変化に、最も早く気づいた人は私自身と云いたいのですが、先生では?ないでしょうか。 私にとって「おなら」は、予想外の改善でした。当初受診の目的ではなかったのです。(あきらめていましたし、やっぱりはずかしいですもの ネ・・・) 治療をしていただいている内に、少しづつ打ち明け話しの様にお伝えしたと思います。 いろいろと治療の効果が出てきたことにより、とにかく気持が楽しくなってきています。いつ発生するかわからない、姿の見えない敵と戦うことから解放されつつあるのですから・・・ この調子ですと、もう何年か仕事が続けられそうです。 休日、家に居ることは好きですが、しかし”閉じこもり”のオバサンは返上です。心配したり、身構えたりせずに人に会え、人の集まる所へもいけますからネ・・ せめて年2回位は泊りがけで出かけたいものです。 ©2007 All rights reserved by Saito acupuncture clinic 禁無断転用 この症例報告は、患者アンケートに基づきご本人の許可を取った上で作成されています。 重要な個人情報ですので、転載は固くお断りしたします。 |
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| 産後の不安感 女性、36才 (デザイナー) |
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| 子供を出産して4カ月たったころですが、下痢が続き、お腹痛くなったり、偏頭痛がするなどの不調が続いていました。そして、不安な感じが常にするようになり、その不安感が日増しにだんだんと強く消えなくなってきました。これはちょっとおかしいのではと思い治療していただこうと考えるようになりました。これが治療を始めてもらう2週間ほど前になります。 はっきりと自覚があったのは、治療を始めてもらう3日前くらいからです。不安感の発作は朝の起床後すぐと、夕方が多い気がします。この間、不安の発作への恐怖が常にあったことがつらかったです。良くならなかったら、病院へ行く・・→薬をのむ・・→授乳ができなくなる・・・・と、子供の事を考えると暗くなりました。 はり治療については、以前からお世話になっていたので、自覚してすぐにお願いしようと考えました。 一回目の治療を受けて、体がしっかりした感じがしました。ただ、これで不安の発作は出ないであろうという感じはしませんで、少し不安でした。治療が効き始めたと実感できたのは、3回目以降です。不安感がする事がほとんど無くなり、これでもう大丈夫なのではと思いました。 治療によって最も改善した点は、不安の発作が起きなくなったはもちろんですが、下痢も治りました。産後ずっとなんとなく困っていた目の疲れも出にくくなって、偏頭痛もしなくなりました。 体調の改善もしくは変化に最も早く気づいた人は、主人だと思います。不調に気づいたのも主人の方が先でした。大したことではないのですが他にも改善されたことといえば「出産前のズボンがはけるようになりました。」・・・ホントなんです。(笑) 今回の件でも、本当にありがとうございました。 そもそも、なぜこんなに治療に通うようになったか、最近忘れつつありましたが、今回の件で思い出しました。特にストレスは無いつもりでしたが、生活が急に変わって知らないうちに、いっぱいいっぱいだったのかもしれません。産後うつなんて、自分には関係無いと思っていたので、びっくりでした。子供のためにも、もう少し余裕のある生活を心がけたいと思いました。 今後ともお世話になると思いますが、よろしくお願いします。 ©2007 All rights reserved by Saito acupuncture clinic 禁無断転用 この症例報告は、患者アンケートに基づきご本人の許可を取った上で作成されています。 重要な個人情報ですので、転載は固くお断りしたします。 |
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| パニック症候群 その5 女性 33才 会社員(OL) |
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| 症状の始まりは、10代からだと思います。固まりを感じられるほどの異様な肩こり、背中の痛みを感じていました。20歳ぐらいから、ストレスを受けたり、天候が急激に変化したりする時に、過換気の発作を起こしていました。その期間の日常生活で最もつらかったことは、肩こりと過換気の発作です。肩こりは、整体やストレッチ、運動をしたり、十分な睡眠をとっても、痛み、コリがとれませんでした。過換気の発作は、薬で一時的に抑えても、根本的には治らず、発作を繰り返していたこと。薬の副作用もあり、仕事に支障が出ていたこと。発作が起きるのは自分の精神面での弱さや過敏さだとみられ、自分を責めていたことです。 鍼治療に関しては、整体やマッサージでも治らなかったので、最後の手段だと思っていました。ちょうどその時に雑誌での特集を拝見し、治療を受けてみたいと思いました。だいたい一ヶ月間ぐらい、治療をうけようかどうしようか悩んでいましたが…。治療を受ける前までの鍼治療のイメージは、痛いかな?注射とは違うけど、同じような痛さだろうと思っていました。あと、謎のイメージというか、刺すことでどこがどのように変化するのか、やってみるまで分からないという感じでした。 一回目の治療を受けて、肩こりなどの体の痛みや身体の動かしづらさが過換気の発作と関係していると聞いたときは意外でしたが、呼吸が楽に深くできるようになったのをすぐに感じました。わきの下に刺していただいたときに、重苦しいもやがすーっと消えていくような感覚がありました。刺すことによる痛みもほとんどなく、むしろツボにはまった心地良さを感じました。局所的ではなく、全体をみていただけたことに、意外と思いながらも、とても安心しました。治療が効き始めたと実感できたのは、2回目ぐらいからです。 治療によって最も改善した点は、職場などでストレスを受けても、発作がめったに起きなくなったことです。また、体を動かしやすくなったことにより、定期的に運動をするようになりました。治療との相乗効果で、ずっと悩まされていた異様な肩こりなどから開放されました。 体調の変化に最も早く気づいた人は、母だと思います。「なんだかいい感じになったね」と言われました。職場の人にも、「そういえば最近、発作がおきてないね」「咳しなくなったね」と言われました。 大したことではないんだけど、他にもいくつかが改善されたことがあります。 少しやせた というより、代謝が良くなったので、異様な便秘になったり、吹き出物が出たりというようなことがなくなったので、体つきがすっきりしました。 生理や排卵期の時の重苦しい痛みが軽減されました。 体調が良くなるについて自信をついてきたように思います。以前のだらだたウツウツとした生活からずいぶん改善されました。 何か嫌なことがあったら発作が起きてしまうのではないかという不安がなくなったので、少しずつですが、精神的にも余裕が出てきました。 治療の後、漢方茶をたくさんいただいた日は、いつも代謝がすごく良かったです。 運動のせいもあるかもしれませんが、ストレスでやけ食いをしなくなりました。 今後の希望としては…。3カ月に一度くらいのペースでメンテナンスのつもりで治療を受けていきたいと思います。より生活を楽しめるように健康的でしなやかな体にしていきたいと思います。体力とスタイル、両方に自信を持ち続けられるようにしたいです。大きな夢を持つほどの余裕はまだありませんが、おかげさまで体調はもちろん、生活面や、精神面でも良い方向に変わってきたなと思います。本当にありがとうございました。 ©2007 All rights reserved by Saito acupuncture clinic 禁無断転用 この症例報告は、患者アンケートに基づきご本人の許可を取った上で作成されています。 重要な個人情報ですので、転載は固くお断りしたします。 |
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| パニック症候群 その4 女性 34才 会社員(OL) |
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| 症状の始まりは、昨年末に、風邪をひいたことがきっかけでした。風邪が治ったと思ったら、1月下旬に帯状疱疹になりました。そのピークのとき、朝方、動悸と、何ともいい難い恐怖に襲われました。風邪をひいた時も似たようなことがあったこと、そのころ電車が止まるごとに異常な不安を感じていたので、パニック障害だと思い病院に行きました。はじめの一ヶ月ぐらいは、動悸、吐き気が強く、自分が自分でないような感覚で、気が狂いそうになる発作がしばしばありました。そのときは、地下鉄や閉塞感のあるビルに入るのも嫌でした。その後の2−3カ月は、調子の波があり、前ほど発作も少なくなり、強さも、弱くなったものの、いつまた起きるかとの不安が毎日つきまとっていました。生理の2週間前ぐらいから、生理までの間に、動悸→冷や汗(手足)がよく起こっていました。 その期間、日常生活で最もつらかったことは、発作です。夜テレビを見ている時、ベッドに入って寝ようとしている時、寝ている時などリラックスしている時に、突然発作が起きるので、夜や寝るのが怖かったことです。特に一人暮らしなので、夜中に発作がおきても、誰も助けてくれないことが不安で怖かったです。 針治療を受けようと決断した理由は、雑誌で、斎藤鍼灸院のことを知って、HPを見たら、ちょうどパニック障害に関する日記が載っていたので、決断しました。とくに悩んだ期間はありません。 治療前の鍼のイメージは、「くせになる。痛い。慣れてだんだん効かなくなる。信頼できるところでやらないと怖い」ということです。周りの人に、さんざん脅かされていました(笑)。 一回目の治療を受けて、鍼って痛くも怖くもないんだというのを、率直に思いました。周りの人に脅かされてきたので、よけいそう思ったのかもしれません(笑)。パニック障害の原因が、股関節と肩関節からきているかもしれないと言われて、思ってもいなかったことなので驚きました。正直、1回目の治療で効果は実感できませんでした。でも先生がパニック障害に関して、理解が深く、症状をわかってくれたので、安心して続けていこうと思いました。 治療が効き始めたと実感したのは、3回目ぐらいだと思います。治療すると、それまでの症状は緩和されるのですが、また新たな症状がでてくるというのを感じはじめました。 治療によって最も改善された点は、発作のことを考えなくなったことだと思います。前は、何でもない調子の良い時も、発作のことを考えていましたが、最近は調子の良い時は、発作ってどういう感じだっけっと思うことがあります。発作もほとんどおこらなくなり、多少の動悸では動揺しなくなりました。でもまだ少し熱っぽかったり、具合が悪いと不安になります。 体調の改善を最も早く気づいた人は、プュラティスの先生だと思います。先生から、鎖骨のラインと肩のラインがきれいになったと言われました。 院長談 この患者さんに上記のアンケートを書いていただいたのが、約一年前。この頃は、まだ発作の不安感があり、頓服用のデパス(抗不安剤)を常備されていました。現在も来院されていますが(2-3週間に一回位の割合)、発作はほとんど起こらなくなり、薬も服用しておらず、症状は安定しています。今は胸部の緊張は起こらなくなりましたが、股関節周囲の緊張はまだ残っています。しかし、股関節周囲に緊張が起こっても、お腹が痛くなったり、太ももやお尻が痛くなったりするぐらいなので、発作とは無縁の生活を送られています。このペースでいけば、あと2―3カ月で鍼灸治療の必要もなくなってくるであろうと予想しています。 この方の治療で印象に残っていることは、3つあります。一つは、鍼はまったく使わなくても、お灸(熱くなく、やけどもしない温灸)だけで、顕著な効果が出ること。二つ目は、特殊な位置にある肩甲骨。三つ目は、股関節の前捻の状態でつながっている下肢です。「股関節前捻」をわかりやすく言うと、太股がおかしな角度で胴体にくっついているといったところでしょうか。ご本人は「それはフラメンコのせいだ」とおっしゃっています。連日厳しいレッスンをされていたフラメンコはセミプロのレベルで、先生の言いつけで後輩の生徒を教えていたこともあったそうです。このフラメンコの先生はとても厳しく、理想とする姿勢・動きをしない生徒を厳しく叱責するので、この患者さんは力任せに、自分の姿勢・動きを矯正していたようです。練習後は必ずどこかが筋肉痛になっていたようですが、ご本人いわく「それも慣れた」とのこと。あまりの厳しさに、このフラメンコはやめられたのですが、その3カ月後からパニック発作が出たようです。 「なんでやめて3カ月後に発症したんでしょうね?」と、私と患者さんは不思議に思っていたのですが…。ある時、この患者さんから、興味深い話をいくつか教えてもらいました(この患者さんは、お仕事柄、スポーツ関係者の話をよく聞くそうです)。それは、「現役のバレリーナが、バレエを辞める時は1年かけてゆっくりやめなさい。」というもの。また、スピードスケートのトップレベルの選手は、現役を引退すると1-2年ぐらいは胸苦しさや呼吸困難、手足のしびれ等を、程度の差はありますが、必ず経験するらしいということ。どうもバレエやダンスに限らず、スポーツを連日ハードに練習されている人というのは、身体の筋肉バランスがその競技にのみ適応するように創られているため、全身の筋肉バランスがきわめて特殊な状態にあるようなのです。ですので、普通の肉体に戻すために半年から1年かけてゆっくりやめていくことで、身体の筋肉バランスを競技用から一般人の日常生活用に変化させていくのが、身体にとって負担のかからないやめ方のようです。この患者さんは、フラメンコを急にやめてしまったので、日常生活でよく使う筋肉は維持されていたのですが、フラメンコの時だけに使う特殊な筋肉が急激に衰え、それによって身体内の筋肉バランスが急激に崩れたために胸部を圧迫する筋肉が異常に緊張してしまい、胸部内圧が高くなり、パニック症候群の症状が出たのではないかと推測されます。 私は、パニック症候群は身体の病気と考えています。今回の患者さんもそれを強く印象づけるものでした。パニック症候群とは、まず身体の状態がおかしくなることから始まります。ほとんどのケースが股関節か肩甲骨周囲の不定愁訴なのですが、病院でいろいろな検査をしても異常は出ません。そして、さらに身体の状態がおかしくなると、その身体からの情報(胸腔内圧が高くなるetc)をえた脳が誤った指令(ノルアドレナリンの放出etc)を出し、その誤った指令により、動悸・過呼吸・手足のしびれなどの症状が起き、その情報を得た脳はまた誤った指令(セロトニンの抑制etc)を出し、パニック発作を生み出すという悪循環が、この病気の本態なのではないかと考えています。 精神病理の世界で大変興味深いのは、病気が併発しないということです。統合失調症と躁うつ病は併発しません。身体の病気のように、例えば「糖尿病と高血圧」というように、2つ以上の病気を併発することはないのです。しかしながら、パニック症候群だけは、併発します。うつ病と併発することが多いようです。これはパニック症候群の原因の大部分が身体に依拠しているからだと、私は考えています。 常に苦しい・痛いという症状を抱えているにもかかわらず、メディカルチェックの結果、身体には何の異常もない場合、全て心の病、精神的なものという烙印を押されてしまいます。それは、「あなたは精神的に弱いので心を強くしてください」という無言のメッセージでもあるのかのように…。しかしながら、身体の不定愁訴を除いてあげれば、日常生活において何の不自由もなく暮らせるようになる方がとても多いことを、私は日々の臨床を通して感じています。この患者さん達は、心が弱いわけではなく、身体が弱いのです。 心というものは、感情と思考に分類されます。感情というのは、身体感覚と深く結びついていて、不安定な感情は不安定な身体感覚であるともいえます。例えば「朝起きて、身体がとても軽く、頭もスッキリしていて天気もいい。しかし、気分だけ重苦しい」ということは、在りえません。このような「不安定な感情≒不安定な身体感覚」は、はり灸治療で改善させることは可能です。違う表現をすれば、思考やモノの考え方を、はり灸治療で改善することは不可能ともいえます。全ての心の病気を治療することは難しいですが、限られた疾患の中で顕著な効果を出すことは可能です。 「精神を病む時代」といわれていますが、その患者さん達の絶望の闇に少しで希望の光をあてられればと願っています。 c2007 All rights reserved by Saito acupuncture clinic 禁無断転用 この症例報告は、患者アンケートに基づきご本人の許可を取った上で作成されています。 重要な個人情報ですので、転載は固くお断りしたします。 |
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| パニック症候群 その3 女性、28才、主婦 |
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仕事のストレスから緊張しやすい体質になり、その後、結婚・引越しなどで生活がかわり徐々に体調不良になっていき、1年ぐらい前からパニック症候群の症状が出始めるようになりました。 体調不良を感じ始めたのは、今から3-4年ぐらい前からだと思います。当初の症状は、手足の冷え・顔がほてって赤くなる・偏頭痛・脇からの異常な発汗でした。当時、職場に意地の悪い先輩がいたので、そのストレスによるものだと考えていました。そして、1年半前から膝のあたりが常に気持ち悪いという症状が出始め、それに伴って首・肩が異常にこってくるようになりました。1年前には、めまい・ふらつき・下腹部の気持ち悪さが出始め、人ごみで悪化するようになり、一度めまいで倒れてから渋谷などに行けなくなりました。結婚を機に退職したのですが、一向に体調は良くならず、5ヶ月前には動悸・呼吸困難のパニック発作が頻繁に出るようになりました。それ以来、人ごみや地下がダメになり、一人で外出できなくなりました。病院での治療を始めたのもこの頃です。 その間、最もつらかったことは、首・肩の異常なこりと常に不安感があること、あと動悸でした。 齋藤鍼灸院は義姉から紹介されたのですが、今まで色々なはり治療・整体・オステオパシーなどに行っても効果が感じられなかったので、あまり期待はしていませんでした。「また、痛い思いをするのかなぁ(今まで痛い治療院が多かったので)」という思いもあったのですが、義姉も同伴してくれるというので勇気を出して行ってみました。 一回目の治療を受けたときは、何となく身体が軽くなった気がしました。齋藤先生が身体をじっくり診てくれて、丁寧に治療してくれて、「絶対治します」と言ってくれて、不安が少しとれて気持ちが楽になりました。治療も痛みはあまり無く、はりとお灸を身体の悪い部分によって色々と使い分けて治療してくれて、治療法の多さにビックリしました。 治療の効果を実感しだしたのは、一ヶ月を過ぎたころだと思います。肩・胸・首のしこりが無くなり、呼吸がしやすいなど身体の変化を感じました。日常生活で最も変わった点は、いつも「なんか体調悪い…」と主人に言っていたのが言わなくなったことです。また、最も改善した点は、「いつ良くなるんだろう…?」という不安感が少しずつ無くなり希望が見えてきた感じがすることです。また、外出が増えました。 私の体調の変化に気がついたのは、主人です。週末にいろいろな所に外出するようになったので、私の行動力にビックリしています。最近は、中国茶に興味を持ち始め茶器セットなどを揃えて家でも楽しむようになりました。今は、夏に沖縄に行く予定を立てているので、それを目標にして頑張りたいです。 |
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院長談 パニック症候群の患者さんの治験例です。 来院当初は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と抗不安剤を服用していました。薬を服用していても、日々の環境の変化および体調の変化に身体がついてこなくて(例えば気温・気圧・湿気・生理・食事内容など)常に体調の悪さを実感していたようです。 現在はパニック発作が起きないので抗不安剤を服用することは無くなりました。また、外出時に人ごみに行くと胸が少しだけ苦しくなるときはあるのですが、「大丈夫。いつもの事!」と思って乗り切れるようになったとおっしゃっています。 このアンケートを読んでいただいてもわかるように、患者さんがまず自覚するのが身体の変化です。パニック症候群の患者さんの多くが、発作前に手足のしびれを感じるといいます。この手足のしびれを起こさせなくする事は発作を抑える重要な治療のひとつです。また、身体の奥の方の硬くなった筋肉というか、しこりというか…、それが緩んでくると身体が軽くなり呼吸が楽になっていきます。これも、患者さん自身が体調の良さを実感していく上で、とても有効な治療のひとつです。 私は、このような身体の改善こそがパニック症候群の治療に重要であると感じています。それにより、身体情報が正確に脳に伝達され、脳の誤作動(セロトニン量の減少・ノルアドレナリン量の増加)が少しずつ改善されていくのではないかと考えています。身体が改善されれば,日常生活の不安感も取り除かれていきます。患者さん自ら積極的に外出されるようになり、その事が自信につながっていきます。 この患者さんの目標である沖縄旅行ですが…。 先日、無事に帰ってこられました。とても楽しい旅行だったそうです。飛行機搭乗の際、念のために薬は服用したそうですが、旅行中に発作は全く起きなかったそうです。「これで自信がついた!」とおっしゃっていました。新婚であるこの患者さんは、精神的にはとても幸せなのに身体がついていかず、新婚旅行どころか満足に外出もできずにいました。つまり、この患者さんは精神的には満たされていましたが、身体に対する不安感を取り除くことができずにいたのです。鍼灸治療によって、身体が顕著に改善され、不安感が取り除かれ、心と身体がバランスよく回復していきました。[心身一如]といいますが、すべての症状を精神的なものが原因であるとして患者さんを追い詰めてしまう傾向のある現代において、私の治療が少しでもそのような患者さんの救いになれればと願っております。 |
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女性、21才、学生 |
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二カ月前から原因不明の頭痛に悩まされていました。いつも頭痛がしてひどいときは吐き気がして外に出るのが不安でした。病院で痛み止めを処方されたのですが、薬を飲んでも効かず、母に勧められて鍼治療を受けようと思いました。ただ治療前のはり治療のイメージは関節や腰などの疲労からくる痛みしか治せないと思っていましたので、ほんとに治るのかなぁと不安でした。母が治療を受けていたので特に鍼治療に対する恐怖感はなかったのですが、あまりに無痛だったのには驚きました。1回目の治療はあまり効果が出ず、本当に治るのか疑問に思いました。ところが3回目ぐらいから頭痛がすっきりなくなり、吐き気もなくなったので、外出できるようになりました。他にもひどい肩こりや捻挫で足首が腫れて歩けない状態も良くしてもらってうれしかったです。斎藤先生は「これはだめですねぇ。治らない。」とは絶対にいわないで、むしろ絶対に治すという気持ちで治療してくれて、実際治らなかったことはないので、どんな症状が出ても治るという希望を持つことができるようになりました。また母がつらくていたそうな顔をする機会が減ったのですごくうれしかったです。
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院長談 季節の変わり目の5月・10月あたりになると必ず発症する偏頭痛の患者さんです。偏頭痛がひどいため、就職活動ができずに困った末に来院されました。一回目は、あまり効果が無かったとのこと…。治療している側は、効果があったと思っていたのですが…(反省)。三回目ぐらいから治療効果が4〜5日持続するようになってきたので、患者さん自身も効果を実感されてきたようです。今でも、季節の変わり目になると来院されますが、1〜2回の治療で十分効果がでるようになりました。捻挫で来院されたときは、足首が腫れてちゃんと履けなくて踵をつぶして履いていた靴が、治療後には普通に履けるようになったので驚かれていました。はり灸治療の効果を実感され、鍼に対する安心感と信頼感ができたようで、どこか故障があるとすぐに来院して治療されるようになりました。 |
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女性 59歳 主婦 |
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30年以上、「頚椎性眩暈症」という病気に悩まされていました。医師から、首の骨が悪いために起こるめまいという説明をうけました。とにかく頭や首を動かすと眩暈が起きていたので、日常生活がとても苦痛でした。家事などで、ちょっと上を向いたり下を向いたりするとめまいが起きるわけですから…。最も苦しかったのは、嘔吐を伴うめまいです。一年間に数回起こるのですが、これが起きると立っていることもできないので一日中寝ているしかありませんでした。ただ、寝ていてもめまいが起きるのでトイレまで這って行っていました。主人が心配していたので、数日間入院したこともありました。 以前、整形外科で鍼治療を受けてちょっと落ち着いたことがあったので、一度受けてみようとおもいました。ただ、予約がいっぱいでなかなか受けられませんでしたけど(その当時は病院勤務をしておりました:院長談)。一回目の治療を受けたときの感想は、話をよく聞いてくださり、どのような治療をするか教えてくださり安心しました。効果は、一回目はちょっと楽になった程度です。2〜3回目ではっきりと効果が出てきました。家事をしていても、めまいが起きなくなってきました。今では家事でできないことはなくなり、感謝しています。体調の変化に、最も早く気づいたのは主人です。私の体調が良くなってきたので、家事を手伝ってくれなくなりました。あと、めまいの他にも右手が弱くて重いものが持てなかったり、字を書くのに力が入らなかったのが、いつの間にか治っていました。また、腰を痛めやすかったのですが、痛みが出るようなことも無くなりました。今は、養生のために週一回のペースで通っています。
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院長談 もう、七年近くお付き合いのある患者さんです。私が、病院勤務の時に治療にいらっしゃった方です。症状がひどいときは、ご主人の肩に担がれながら来院されたこともありました。そのときは、吐き気がひどく、口にビニール袋をあてながら、はり灸治療をしたのですが、帰りにはすっかり良くなり、患者さんご自身がお金を払う姿をご主人が不思議そうに見ていらしたのが、私自身強く印象に残っています。これは、後から患者さんから聞いた話ですが、その時ご主人は「こんな若造で治せるのか?!」と思われたそうです。今では、「あのお坊ちゃん先生、元気?」と親しげ(?)に聞かれたりするそうです。今はすっかり良くなっているのですが、ご主人の希望もあり、養生のために週一回のペースで来院されています。 |
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突然の発汗・全身の倦怠感・めまい 女性 51才 パート |
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突然背中から頭にかけて熱くなったかと思うと、今度は汗がでてきて急に寒くなるという症状に悩まされていました。その他にも、身体が重く外に出たくない憂鬱な気持になったり、突然動悸がしたり、めまいが起きたり、という症状が5年以上続きました。病院では、更年期障害と診断を受けました。更年期のうつ病といわれたこともあります。精神安定剤や睡眠導入剤などを服薬しながら、なんとか日常生活は過ごせましたが、友人たちと買い物や山登りの計画を立てても、「果たして行けるだろうか…」という不安感をいつも抱えていました。友人の紹介で鍼治療を始めたのですが、治療を受けるまでに一年半ほど悩んでいました。というのも、「はり」というと縫い針を指に刺すイメージが強く、痛くないはずがないと思っていたからです。治療を受けようと決心したのは、友人の体調が劇的に改善しているのを目の当たりにしたからです。初めての治療を受けたときは、ぜんぜん痛くなかったことにびっくりしました。こんな事ならもっと早く来院するべきだったと後悔したぐらいです。はり治療を3〜4回しただけで、背中が熱くならなくなったので、治療の効果のはやさにまた驚かされました。まだ頭の後ろの方は熱く感じられることはありますが、「それもすぐとれますよ」という先生の言葉に安心しています。
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院長談 はり灸治療を始めて2年ぐらいになる女性の患者さんです。アンケートをとったのが、治療開始して数回目だったので上記のような感想になっています。今では、尾瀬に山登りに行っても、イタリアに旅行しても、不安感は無くなり充実した日常生活を送っておられます。「人生、もう一度花を咲かせそうです。」と笑顔でおっしゃっています。現在は、月に2〜3回ほど来院され、心身の微調整を行っています。この患者さんが私に語った、忘れられない言葉があります。「更年期障害の身体状況を言葉であえて表現すれば、池の波紋のようなものです。池に石を投げると波紋ができますが、それはすぐに消えます。でも、更年期障害のときはその波紋がなかなか消えずに、頭の中や身体の中に絶えず波立っている感じ。なかなか波紋が消えずにモヤモヤしていると、また新しいストレスが加わってまた波紋を作る。それが、いくつもいくつも重なると、不安感で一杯になり、身体が動かなくなってしまい、家の中に引きこもってしまう。」更年期というのは、人生の中でもご両親が亡くなられたり、ご兄弟が病気になったりして強い精神的ストレスが襲ってくる時期です。その上、ホルモンバランスが崩れ、肉体的ストレスも加わります。私がこのような患者さんが来院されたときに話すことは、「身体の不調や不安感は必ず取り除きます。心のなかの不安感までは取り除けませんが、身体が良くなってくると少しずつそれもなくなってくると思います。ストレスで身体がモヤモヤと波立っても治療でそれをすぐ取り除けば、不安感が心身に蓄積されることはありません。ここで身体を完全に治して、人生もう一度花を咲かせましょう!」 |
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18歳・男性・学生 |
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バドミントン部のハードな練習に身体がついていけず、椎間板ヘルニアになってしまいました。整形外科では、治ることはないので一生うまく付き合っていくようにといわれ、痛み止めの薬を処方されました。最もつらかったのは、左足内部にはしる激痛です。前かがみになった時、もしくは立って靴下をはく動作・うつ伏せになって本を読む動作をすると痛みが走っていました。日常生活で最も困ったことは、痛みで授業中椅子に座っていられないことです。何度も立ち上がって屈伸したりしないと、授業が受けられませんでした。立っている時や座っている時は、いつも左足に重心おいて痛みを感じなくさせていました。一生この状態なのかと思うと、暗い気持ちになっていました。母が齋藤先生の治療を受けていたので、はり灸治療を受けてみようと思いました。鍼に対する恐怖感はありませんでした。1回目の針治療を受けたときはそんなに良くなったとは思いませんでしたが、治療を始めて2ヵ月ぐらい(8回目)あたりから痛みとしびれが変化し始めました。12回目ぐらいから痛みとしびれを感じなくなり、現在では多少の痛み(前屈時)はありますがほとんど改善しました。部活も出られるようになり、スノーボードをやっても、海外旅行にいっても、痛みは出ませんでした。これからもスポーツをできる身体でいたいので、現在も2〜3ヶ月に一回のペースで治療は続けています。
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院長談 治療を始めて4年目になる十代の男性です。治療開始した時はまだあどけなさが残る高校一年生でしたが、今は体格も良くなり、もはや大人の雰囲気。現在では、5ヶ月に一回ぐらいのペースの治療でも問題ない状態になりました。若いってすごいです。 最初のMRI所見では、第4腰椎からつぶれた椎間板が飛び出し、それが背中側だけでなくお腹側にも飛び出していました。1〜3回目までは、一般的な坐骨神経痛の治療を行っていたのですが、効果がでませんでした。痛みの状況を詳しく聞いていくと、お腹の状態と腰の痛みとが連動していることに気づきました。この患者さんは、もともと胃腸が弱く、よく下痢をする体質でした。下痢をするときは、必ず坐骨神経痛がひどく痛む。この坐骨神経痛は椎間板ヘルニアが原因ですので、胃腸を治すことがそのまま椎間板ヘルニアの治療になるのではないかと考え、治療を切り替えてみました。新しい治療方針で3〜5回目あたりで、少々の冷えや精神的なストレスでは下痢をしなくなり、それに伴って坐骨神経痛もでなくなりました。この治療方針で効果がでると確信した患者さんと私は、冷たいものを控えると良いのではないか、脂っこいものも少し控えたほうが良いではないかと食生活も改善することに努め(食べたい盛りの15〜6才の男の子には酷でしたが…)、それから5〜6回目でほとんど痛みを感じなくなりました。治療当初、将来の身体に対する不安感を口にしていましたが、痛みをコントロールできるようになると将来の夢を語るようになり、笑顔が増えてきました。 |
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女性 14才 中学生 |
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3ヶ月くらい前から、吐き気に悩まされていました。特に朝がつらくて、気持ち悪くなっていました。学校に行くと、気持ち悪くなって、もどしてしまいそうで人目が気になりました。はりを受けようと思ったのは、お母さんに薦められたからです。治療を受ける前は、かなり痛そうで本当に恐ろしかったです。実際に治療を受けてみると、あまり痛くなかったので驚きました。治療効果は、三回目ぐらいから実感してきました。吐き気が無くなったからです。これからは、学校を休まないような人になりたいです。
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院長談 心療内科で「思春期うつ病」と診断された中学生の女の子です。体格もよく、クラブ活動も熱心な子で、先生・ご両親ともに大変心配されていました。学校へ行くと、吐き気が始まり、保健室へ。そして、給食も食べられない、部活もできない。ところが、帰宅すると夕食はしっかり食べられる。そんな、日々を3ヶ月ほど過ごされていたようです。娘さんがあまり自分自身のことを語らない性格のため、ご両親が心配されて、内科・精神科・心療内科などで診てもらったようです。お母さんが、うつ病という診断に疑問を持ち、私に相談されたのが針治療を始めるきっかけでした。鍼治療は、5回で終了。吐き気もなくなり、部活もできるようになりました。治療効果が出始めたのは、3回目からです。4回目には、ほとんど吐き気が出なくなっていました。以上のように書くと、何ともあっさり治ってしまった印象がありますが、実際はそうではありません。治療の中で、いろいろな試行錯誤の末やっと、この「原因不明の吐き気」の原因を突き止めたからこそ改善したのです。つまり、3回目まではまったく原因もつかめず、改善もみられず、治療を終了していました。改善のきっかけは、「吐き気は、風邪が治ってから始まった」「風邪をひいていた時に、生まれて初めて嘔吐をした」という言葉がヒントでした。2回目までの治療でわかったことは、食道が異常に硬くなっていたこと(食道とは、喉と胃の間にあり、長さ25cmぐらいで筋肉性の壁を有している。その筋肉が異常に硬くなっていた)。つまり、のどの辺りから胃にかけて鉄パイプが通っているような感じ。風邪をひいて嘔吐したときの状況を改めて尋ねてみると、「14年間味わったことないような恐怖を味わった」「嘔吐する瞬間、手足が震えだした」「ちょっとでも気持ちが悪くなると、そのときのことを思い出して、授業中でも手足が震えだす」ということでした。常識的に考えれば、嘔吐ぐらいでなんでそこまで?と思われますが、14年間嘔吐したことがない健康な思春期の女の子には衝撃だったというしかありません。そして、さらに「胸に鉄パイプのような硬いものがある感じがしない?」と聞くと、「ある」。「それが元どおりに柔らかくなると、吐き気が起こらなくなると思わない?」と聞くと、「思う」。実は、人間は強烈なショックを受けると、心だけなく、肉体にもそのショックが記憶されるのです。彼女は、そのショックを食道が硬くなるという状態で肉体に記憶されたようです。肉体に記憶されたものは、心の状態が改善されたとしても、肉体の状態が改善されない限り治りません。そして困ったことに、肉体に刻まれた記憶は何かのきっかけで心の状態をも悪くしていきます。しかしながら、この女の子のケースは心の状態は問題なかったので、肉体の改善だけで良くなりました。内臓も平滑筋という筋肉でできていますので、食道の硬い状態をやわらかくすることは難しいことではありません。しかも、14才ですので治療効果も早いということもありまして、5回で治療を終了したというわけです。 |
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28才・男性・自営業 |
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もの心ついたときから、原因不明の筋肉の痛み、それに伴って起きる痙攣に悩まされていました。もう、25年ぐらい前からだと思います。身体の一部にふとした刺激(かばんの金具やイスの角が数分間身体にあたる)を受けると刺激を受けた部位が痛み出し、それがだんだん広がっていくといき、ひどくなると息を吸うのも苦しくなります。母や母方の祖母も同様の体質持っているようで、おそらくは遺伝性のもの…?(ただ、母や祖母は私ほど症状が強くないようです)。その症状は、生活の一部になっていました。痛みを和らげる方法は、経験的にみつけましたが(ストレッチのようなもの)、最もつらかったことは誰にも相談できなかったことです。一度、10代の時に意を決して医師に相談したことがあるのですが、まともに取り合ってくれず、精神的に傷ついたことがあり、それ以来誰にも話したことはありませんでした。鍼治療は、腰痛がひどかったので受けました。その当時この原因不明の痛みがあまりに耐えがたく、なおかつ症状が進行しているという実感があったのと、齋藤先生が私の体質についていくつか質問されたことがらと共通することがあったので、上記の症状について相談しました。この症状の一回目の治療を受けたときは、自分の身体に起きている異常を生まれて初めて第三者(斎藤先生)によって確認してもらったという深い安心を感じました。そして、三回目ぐらいから明らかに痛みが和らいでいるのを感じました。そして、その痛みが発症しているとき、自分の身体がどのような状態になっているかを齋藤先生からちゃんと説明をうけ、治療によってその症状をコントロールできることを認識しました。「これは一生治らない」と思い込んでいた私にとっては、何よりもかえがたい喜びでした。また、齋藤先生が「これは精神的なものではなく、肉体的な問題。ただ、東洋医学的なまなざしで観ないとみえない肉体なんだけど。」と説明してくれたことが、「気のせいだよ」と言われるとますます落ち込んでいく性質の私にとっては、いつもの日常がかわって感じられるくらい心地よく、影響力がありました。
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院長談 原因不明の痛みに長年悩まされていた患者さんの治験例です。この患者さんは、他にも原因不明の症状をもっていまして、現在その症状の治療中です。上記の痛みの症状は、だいぶ落ち着いてきました。睡眠不足や精神的なストレスがあると痛みを感じやすい状態になっていたそうですが、今では痛みを感じることも少なくなったそうです。これをお読みの皆さんは、この症状の原因をどう思いますか?やはり、精神的なものが原因だと思いますか?私は、この症状の原因は肉体と考えています。精神的なものではありません。この患者さんの持つ熱体質が原因と言い換えてもいいです。東洋医学は、冷え体質と熱体質に分類するのですが、この患者さんの場合は身体の中の熱が症状を引き起こす原因です。熱は身体にとって重要なものですが、それが過剰になるといろいろといやな症状を引き起こします。症状は、「突然身体がカーッとなって発汗する」「発汗量が人よりも多い」「風邪を引いたわけではないのに微熱がとれない」「のぼせる」「頭痛がするほど肩が凝っていて触ってみるとすごく熱い」等など。身体に過剰になった熱は、やっかいな事に精神的なもの(感情)と結びつきが深く、怒りの感情が「頭がカッカする」「頭に血がのぼる」と表現されるように、熱は上半身、特に胸から上に集中します。治療は、シンプルです。身体から熱をぬいてあげるのです。その効果は劇的で「頭痛がとれた」「目が開くようになった」「風邪を引いたわけではないのに微熱がとれない」「目の中のフィルターがなくなった感じ」「頭にかぶっていた見えないヘルメットを脱いだようだ」「ちょっと寒い」等と表現される方が多いです。この患者さんの原因不明の痛みも熱が原因で引き起こされることがわかり、その熱を抜く治療をすることで明らかな改善がみられました。 [心身一如]といいますが、すべての症状を精神的なものが原因であるとして患者さんを追い詰めてしまう傾向のある現代において、私の治療が少しでもそのような患者さんの救いになれればと痛切に感じた治療です。 |
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女性 47才 パート |
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5年位前から、腰が痛くて目が覚めるようになりました。特に寒い日の朝は、痛くて洗面所で顔を洗うことができず、家族の朝食の支度もできませんでした。仕事柄座っている時間が多く、長時間座っていると筋肉がつってきて、それがある日激痛に変化してきました。整形外科では、坐骨神経痛と診断され、痛み止めを処方されましたが、あまり効果が無く、胃腸の調子を悪くしたので服用をやめました。この痛みの原因が、神経が関係しているのか、骨が関係しているのかよくわからなかったのでどこに行けば治るのかわからず、悩んでいました。整体や接骨院にも通ってみましたが、あまり効果がありませんでした。同じ医療ビルの内科の先生にかかっていたので、その先生の推薦もあり、針治療を受けようと思いました(その当時は病院勤務をしておりました:院長談)。鍼治療には理解がありましたし、受けたことがあるので恐怖感はありませんでしたが、治る治療は今回が初めてでした。一回目の治療を受けたときは、まったく痛みの無い鍼だったので正直これで治るのかなぁと思いましたが、治療した部位の痛みがなくなっていく感覚はありました。私的には、物理的な痛みの解消よりも、痛みの話に耳を傾けていただいたことは大きな効果があったと思われます。長年蓄積した痛みが広範囲であった為、痛む場所が転々と移っていくことには不安がありましたが、確実に痛む部位は減っていましたし、もう前のようなひどい状況には戻らないという安心感もありました。通院し始めて一年過ぎた位から、朝の痛みを全く感じなくなりました。常に痛みを我慢していたので何をしていても集中力が低下していたのですが、それがなくなり仕事や読書、家事などをしていても自然と取り組みやすくなりました。痛みから心身ともに解放された感じです。体調の変化を最も早く感じたのは、私自身だと思います。あまり、家族には自分の痛みを日々強調していないので。ただ、娘は気づいていたみたいですね。これからは、更年期に入っていくのでその辺の治療もよろしくお願いします。
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院長談 坐骨神経痛・腰痛を主訴とされていますが、実際は股関節痛が原因の患者さんです。上記のアンケートを読むと、私の治療が極めて効果的であったという印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますが、実際はそうではありません。なかなか治療効果が出ず、毎回毎回患者さんに対して申し訳ない思いで一杯になりながら治療したことを思い出されます。効果が出始めたのは、この腰痛は股関節の変形が原因ではないかと考え、治療し始めたあたりだと思います。学生の時に自転車から勢いよく横転し、膝を縫う大怪我をしたあたりから痛みが始まったことを思い出してくれたことも、股関節変形を疑う重要な情報でした。治療効果が出ないのにもかかわらず私の治療を信頼する患者さんのその姿勢に、不謹慎にも、その理由を伺ったことがあります。すると「絶対に治すという意志が鍼をとおして、指をとおして伝わってきました。一回でも、それが伝わってこなかった治療はありません。患者は常にそういうものを敏感に感じています。」といわれました。この言葉は、私が治療を続けていく上での道しるべになっています。 |
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男性、42才、自営業 |
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もともと、偏頭痛があり、その治療を齋藤先生にお願いしていました。私は鍼刺激に敏感な方でしたので、鍼灸治療は鍼の痛みを我慢するものだと思っていました。齋藤先生は無理に鍼を使うことなく熱くないお灸をうまく使ってくれたので、治療は心地よく長続きしました。おかげさまで、偏頭痛や肩の痛み・不眠は良くなり安心しておりました。
仕事でパソコンを長時間使うので時々、目が疲れたり、モヤがかかって見えにくかったりしたことはあったのですが、今年の2月あたりから目が重だるく開けていられないような日が続いておりました。花粉が例年以上に飛んでいるそうなので、そのせいかな?!と勝手に自己判断しておりました。ところが、外を歩いているといきなりクラクラっときて、立っていることができず座り込んでしまいました。それ以来、外に出るといきなり回転性のめまいに襲われるようになり、外に出ることが嫌になっていました。しかし、室内にいるとめまいは起きないので、花粉でめまいがおきるのか?と不思議に思っておりました。日常生活で最もつらかったことは、外に出ることがつらかったことです。室内にいればめまいは起きないので、深刻な病気ではないと思っていました。その症状に関して、特に不安感はありませんでした。
花粉症のほかの症状(のどの痛み・目のかゆみ等)も出ていましたので、齋藤先生に相談し、治療を受けることになりました。一回目の治療を受けたときに、齋藤先生は「花粉症によるめまいの可能性があるのでその治療をしておきます」と言って治療していただきました。治療直後は、ちょっと良くなったかなぁ…という感じでした。いかんせん、外に出てみないと分からないので…。治療が終わった後、家に帰るときにめまいが起きなかったので良くなっている実感がありました。二回目の治療を受けた後は、めまいが出なくなっていました。齋藤先生から、流水でよく目を洗うようにといわれていたので、花粉が飛ばなくなるまで続けていました。
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院長談 花粉症によるめまいの患者さんの治験例です。この方は、季節の変わり目に頭痛がでるので、年に数回来院されています。「花粉のせいで、めまいが起きていると思う」と患者さんから訴えられた時は、私自身は半信半疑でした。しかし、検査していくと「眼振:がんしん」の兆候が見られたので、花粉によるめまいの可能性があると判断しました。眼振とは、めまいの患者特有の眼球不随運動です。わかりやすく言うと、自分の意思とは関係なく勝手に目がクルッと回転してしまうことです。一般的には、めまいが起きているから眼振が起きると考えられています。つまり、脳や中枢神経に問題があるから、眼振とめまいが起きると。しかし、私はこう考えました。花粉の飛散量が異常に多いことによる誘発眼振ではないかと。つまり、花粉のせいで眼振が起きるからめまいが起きる。いわゆる、逆転の発想です。患者さんは「室内ではめまいは起きない。必ず、室外である。」と強調しています。花粉による誘発眼振の可能性を示唆していました。治療は、目の周囲の違和感と頭のボーッとした感じをとることを目標に行いました(目に鍼は刺しません、念のため)。治療は、一回目から効果があり、二回目の治療以降めまいは起きなかったようです。 |
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女性、47才、主婦 |
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もともと腰痛があり、その治療を齋藤先生にお願いしていたのですが、腰の調子は良かったので長い間来院していませんでした。 季節の変わり目や強いストレスがあると必ず起こる顎関節症があり、春先から顎関節の調子が悪くなっているなぁという自覚はあったのですが、それに伴って頭がボーッとする感じがなんともいえず嫌でした。外に出るとフラフラするようになり、買い物をするとすごく疲れるようになりました。友人から、齋藤先生の治療でめまいが良くなったという話を聞いて、治療をお願いしました。 一回目の治療のときに、齋藤先生から「花粉症の症状はありますか?」と聞かれ、「喉が痛くて扁桃腺がすごく腫れましたが、関係ありますか?」と答えると「花粉症によるめまいの可能性があります」といわれました。治療のあとは、喉の痛みが無くなり、身体のだるさも取れて、まるで憑き物が落ちたようで、すっきりして帰りました。まだ、めまいが残っていたのでもう一度治療をお願いして、その後は大丈夫でした。頭のボーッとした感じは一回目の治療で半分以上取れていたように思います。
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院長談 これも、花粉症によるめまいの患者さんの治験例です。患者さん自身は、めまいというよりも「頭がボーっとして身体がだるい」のを何とかしてほしかったようです。 この患者さんにもめまいの患者特有の「眼振:がんしん(P1参照)」がみられましたので、花粉症によるめまいの可能性が高いと判断しました。また、頭部全体に強い熱感があり、それがだるさの原因であると判断し、身体からその熱をぬく治療をしました。 熱は身体にとって重要なものですが、それが過剰になるといろいろといやな症状を引き起こします。症状は、「突然身体がカーッとなって発汗する」「発汗量が人よりも多い」「風邪を引いたわけではないのに微熱がとれない」「のぼせる」「頭痛がする」「異常に肩が凝っていて、触ってみるとすごく熱い」「どうも、寝つきが悪い」「すぐ、イライラする」等など。身体に過剰になった熱は、やっかいな事に精神的なもの(感情)と結びつきが深く、怒りの感情が「頭がカッカする」「頭に血がのぼる」と表現されるように、熱は上半身、特に胸から上に集中します。 治療は、シンプルです。身体から熱をぬいてあげるのです。その効果は劇的で「頭痛がとれた」「目が開くようになった」「目の中にあったフィルターがなくなった感じ」「頭にかぶっていた見えないヘルメットを脱いだようだ」「ちょっと寒い」等と表現される方が多いです。 花粉症がひどい方は目や鼻の周りが赤く腫れたようになっていますが、それはまさに熱の仕業です。西洋医学的には、炎症反応と呼ばれているものです。この患者さんの身体のだるさも熱が原因で引き起こされることがわかり、その熱を抜く治療をすることで明らかな改善がみられました。 |
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男性、29才、自営業 |
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もともと、交通事故の後遺症の治療ために通院していました。治療中に先生とのいろいろな話から、はり灸は痛みだけではなく幅広い疾患に効果があるということを聞いていました。友人を何人か紹介したところ改善がみられたので、みんな齋藤先生を主治医のようにお世話になっておりました。 精神的なストレスの多い仕事ではあるのですが、それに加えてパソコンを長時間使うので目の疲れや頭の重い感じは常にありました。花粉が飛び始めてから、鼻水が止まらなくなり目もかゆくなりました。いつものことだと高をくくっていたのですが、一日中頭がボーっとして思考が停止したような状態が続き、パソコンを一時間以上見ていると頭痛と目の痛みで画面を見られなくってしまいました。市販の薬を飲んでも改善しないので、齋藤先生に相談したところ「花粉症自体を完璧に治すことは出ないけど、頭痛や目の痛み、頭のボーっとした感じなどは改善します。普通に仕事ができるようになりますよ。」と言われたので、花粉症の治療をしてもらうことにしました。 一回目の治療を受けた後は、別世界でした。見えない重いヘルメットを脱いだ感じです。「今日は無理しないで、早く寝てください。明日の朝は、さらにすっきりしていますよ。」といわれました。治療後はすごくだるくなり、仕事どころではなく、早く寝るしかありませんでした。また、鼻の奥で固まっているものが取れて、夜はすっきり眠れました。翌日起きたら、さらにすっきりして驚きました。ただ、鼻がむずむずして、鼻水が出るのはあまり改善されませんでした。ただ、5〜6日すると、また頭がボーっとしてきたので、二回目の治療を受けました。二回目の治療で印象的だったのが、針をうつたびに頭痛の位置が変わることです。痛む位置が短時間にいろんな箇所に動いていく体験は初めてで、何とも不思議な体験でした。 5回目治療から、日常生活ではつらいことがなくなってきました。今は、頭痛がひどい時に来院しています。
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院長談 花粉症による頭痛の患者さんの治験例です。ご本人のお話だと、治療後は劇的に体調が変化するようです。あまりに劇的に改善したので、一体何をしてきたのかと奥様から尋ねられたそうです。前日までは、奥さんの話に相槌を打つのもかったるい様子が急に変化したからだそうです。この方の治療で印象的だったのは、鍼を刺すごとに「アー、気持ちいい…」と唸っていたこと。「痛みがこっちに動きました」と言いながら、そこに鍼をうつと「気持ちいい…」、ある程度スッキリしてくると今度は「何か眠い…」と。その「眠い」が、治療終了の合図になっています。ただ、この方もそうなのですが、サラサラ鼻水を止めることができませんでした。鼻の奥で固まっているものを取り除いて、夜眠れるようにすることはできるのですが |
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以下の症状は、花粉症により身体の熱が過剰になり引き起こすとされるものです。 これらの症状は、はり灸治療により改善することが可能です。 お心当たりの方はご相談ください。 ・顔や頭全体がボーっとした感じ。 ・目の焦点があわない。目の外にフィルターがある感じ。 ・頭痛、肩こりがひどく、触ってみると熱い。 ・最近、寝つきが悪い。 ・上半身がボっーとして、のぼせた感じ。 ・のどが痛い。 ・顔や頭全体が熱っぽくて、少し腫れたような感じ。 ・鼻の奥に痰がからまっていて、とれない。そのせいで眠れない。 * サラサラの鼻水が止まらないような症状は、まだ治すことはできません。 この症状でお困りの患者さんには、申し訳ありませんが、私の治療はお勧めできません。 精進して治療技術を高め、治せるようになりましたら、皆さんにご報告いたします。 |
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